ネットや本にある、
すべての情報との向き合い方について。
情報過多と言われる今の時代だからこそ、
お伝えしたいと思います。
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単刀直入に申し上げれば、
どんな情報であっても常に「正しくない可能性」があります。
100%絶対に正しい情報など何一つない。
特に健康に関する情報を得る時には、そう思っていただくことが大切だと思います。
なぜならば人体には「個人差」があるから。
多くの人達に伝えることの出来る情報は、
それだけ「個人差を無視せざるを得ない情報」だと理解してください。
どのような説明でも「個人差はありますが・・」という文言を付け足していると思います。
その通りです。そして、その個人差こそが、重要かつ核になる部分です。
つまり一般的にこうですよというメインの説明部分には、おそらくご自身にとっての真実はない。
「ある」と言っている個人差こそを、私達は知るべきだと思います。
人には目や鼻や口があります。
しかし同じ顔の人は一人もいません。
同じことが内蔵にも言えます。
胃や腸や肺や心臓はある。しかし、誰一人として同じ活動、同じ様相を呈している人はいないのです。
そんな中、これを食べると良いとか、これを飲むと良いとか、
その情報は、本当に自分にとって、正しいものなのでしょうか?
「このファンデーションの色はどんな人にでも必ず合います。」
そう言い放っているファンデーションをあなたは買いますか?
「この健康食品は肌がきれいになります。」
なぜそう言われると、ついつい買ってしまうのでしょうか・・・。
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単刀直入に申し上げれば、
どんな情報であっても、それはあなたにとっての「アドバイス」です。
正しい情報では無いかもしれません。
しかし、検証する価値が、その中にはあるかも知れません。
誰一人として同じ人間はいません。
自分に合う養生も、決して同じではありません。
だからこそ、自分と向き合うことが必要なのです。
情報が「自分にとって」正しいものなのか。
それを検証していく行為こそが「養生」。
「養生」とは、見たり聞いたりすることではなく、
理解し、実感することなのです。
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