体調悪化の大波

ゴールデンウイークが明けて、 普通ならば、安定した気候が続くはずの五月。 それなのに、寒かったり、暑かったり...

【漢方処方解説】桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) <目次> 桂枝茯苓丸とは:出典に見られる桂枝茯苓丸の方意 桂枝茯苓丸の原型 ...

自分の体を知りたい

漢方治療において、最も治療の難しい人間は「自分」です。漢方家は大抵、自分で漢方薬を服用していますが、人のことは分かっても、自分のことは分かりにくいというのは漢方家のあるあるです。自分への客観的視点を持つことを、かなりシビアにやらなければ、「自分」とはいったいどんな人間なのかを、東洋医学的に把握することが出来ません。

〇漢方治療の実際 ~治療における漢方家の頭の中身~

漢方には気や血や陰や陽など、独自の尺度があります。しかし実際には、これらの尺度は大切ではありますが、その尺度で患者さまを診ているわけではありません。尺度はあっても全てが曖昧、客観的に表すことの出来るものではないからです。漢方家は、以前経験したことのある生きた知識、現実的な着想を常に思い浮かべながら治療しているのです。

何百年も継承され続けた医学である所以

数多ある漢方処方、そのうち3つ以上の生薬で構成されたものの中で、最も基本となる処方を3つ挙げろと言われれば、何か。桂枝湯と四逆湯、そして麻黄湯。桂枝湯と四逆湯が、一本の軸を作る。そして麻黄湯が分岐を作る。漢方処方には例えばこういう繋がりがあって、幹から派生する枝のように、そこから無限の広がりを作り上げていきます。

漢方坂本 Instagram について

日々のコラム投稿を「漢方坂本」のインスタグラムより確認できます。 コラム内容の他にも、私の独り言?などを上げており...

□晩春の風邪 〜用意しておきたい漢方薬とその使い方〜

厳しい寒暖差・気圧差が続いた4月。今年は風邪をひく患者さまが多かった印象です。今回は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、五虎湯(ごことう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)、藿香正気散(かっこうしょうきさん)など、咽風邪を引いてしまった時に試して欲しい薬をいくつか紹介したいと思います。

ゴールデンウィーク・休業日のご案内

■ゴールデンウイーク・休業日のご案内 誠に勝手ながら、ゴールデンウイークは下記のとおりお休みをいただきます。 ...

漢方治療の経験談「自律神経失調症治療」を通して 2

自律神経失調と聞くと、あたかも精神や心を乱している病を想像しますが、実際には違います。自律神経失調は、脳や心の病気ではなく、体にある神経の乱れを指しています。脳と体とは、これらの神経を介して繋がっているので当然切り離すことはできませんが、体の乱れが基にあることで、それが心に影響を及ぼしているという状態を指しています。

晩春に入る気合い

一日のうちで、寒暖差が極端に大きくなる現在、冬よりも冷える、ということがしばしば起こります。日中の気温がどんどん高まることで、夜間との温度差が大きく開いている現在、胃腸を冷やしてしまう方、血流が悪くなる方、そして自律神経を乱す方が多くなります。毎年桜が散ると、安定する方が多いのですが、今年は逆のような気がしています。
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