《note》「過敏性腸症候群」における漢方治療の実際 漢方坂本/坂本壮一郎@notenoteに以下の記事をアップしました・・・【脱マニュアル化すること】過敏性腸症候群(IBS... 2025年11月05日
【漢方処方解説】六君子湯(りっくんしとう)・前編 胃腸に効く薬、六君子湯。いわゆる胃腸の弱い人に無作為に使っても効くことの多い名方です。今回の解説では江戸後期から明治にかけて活躍した巨匠・浅田宗伯(あさだそうはく)の著書『勿誤薬室方函口訣(ふつごやくしつほうかんくけつ)』を紹介します。浅田宗伯の口訣には、彼なりの六君子湯に対する「指摘」が隠されています。 2025年10月22日
《note》五苓散と苓桂朮甘湯の違いを理解しているか 強い口喝があるのにもかかわらず、五苓散ではなく苓桂朮甘湯で対応するべき時がある。五苓散と苓桂朮甘湯、両者の鑑別は、教科書的に言えば口喝の有無ですが、臨床では、必ずしもそうとは限りません。両者の見極めは、より根本的なところを見る必要がある。今回のnoteでは、そこを解説してみました。 2025年10月15日
漢方治療の心得 39 ~歴史への冒涜~ 伝統を守るとは、時に今までの物を壊し、新たに開拓する行為無くしては成し遂げることができません。過去への強い固定観念と、しきたりを守ろうとする先哲たちとの勝負。それこそが、漢方の歴史の一員になるということ、そして漢方治療に精通するための道のり、その第一歩目に立つということです。 2025年10月07日
《note》咽痛だけじゃない・銀翹散の応用と使い方の妙 咽の痛み止めとして有名な銀翹散。以前に詳しく解説しています「【漢方処方解説】銀翹散(ぎんぎょうさん)」をさらに深堀りしていきたいと思います。銀翹散は咽痛とか風邪とか、そういう一時的な症状に頓服的にしか使われないイメージがありますが、そうではなく長服することで慢性炎症を緩解へと導く使い方もできます。 2025年10月02日
漢方治療の経験談「パニック障害治療」を通して 2 治療を行うも治らない、一度治っても再発してしまう、なるべく向精神薬は飲みたくないなど、治りにくく、しつこく、かつ常に不安を伴う病。ただ私にとってパニック障害は、決して不治の病という印象ではありません。もちろん程度にもよります。難しい場合もあります。ただし正しい治療によって、比較的回復へと向かっていくことのできる病です。 2025年09月25日
茹だる9月 この時期は通常、夏バテの患者さまが増えてくるのですが、今年はそうではなく、寒暖差の激しい春や、湿度が高まる梅雨時期に起こるような体調不良が増えています。例えば頭痛や不眠や動悸、体のだるさや体の痛み、胃腸や頭部の症状。今回はそれだけでなく、自律神経の乱れからくる精神症状を訴えられる方がとても多いという印象があります。 2025年09月16日