これから漢方を志す方々へ 3

2019年05月30日

漢方坂本コラム

これから漢方を志す方々へ、

どうやって勉強したら良いかと悩まれている方々へ、

少しでもお力になれたらと思い、少しだけ解説するコラムの第3回目。

「本」についてお話ししています。

漢方にまつわる本は沢山ありますが、読むには順序が大事ですよという話。

まずは「歴史」の本を読んでください、と。ここまでが前回。

では次に何を読めばよいのか。

漢方の解説書を大まかに分けると、3つに大きく分かれています。

A、傷寒論や金匱要略・黄帝内経などの古典
B、江戸(明治)時代に書かれたもの
C、昭和(大正)時代に書かれたもの
D、昭和後期から平成に書かれたもの

と、時代によって分かれる。

そして、それぞれに特徴があるのです。

この特徴を利用して読むと、漢方の解釈がスッと入りやすいのではないかと思います。

時代の流れにそってA→B→C→Dと読む、というのは間違い。混乱します。というより頭に入っていかない。進まない。続かない。

まず読むべき本は、

Cの「昭和(大正)時代に書かれたもの」です。

(続く・・・)

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※コラムの内容は著者の経験や多くの先生方から知り得た知識を基にしております。医学として高いエビデンスが保証されているわけではございませんので、あくまで一つの見解としてお役立てください。

※当店は漢方相談・漢方薬販売を行う薬局であり、病院・診療所ではございません。コラムにおいて「治療・漢方治療・改善」といった言葉を使用しておりますが、漢方医学を説明するための便宜上の使用であることを補足させていただきます。