■症例:脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹) 原因不明とされる病、脂漏性皮膚炎。マラセチアという菌が関与するとはされているものの、誰の皮膚にでもいるこの菌が、なぜ人によって悪さを起こすのか、未だにその理由は分かっていない。ただし臨床を経験していると、発症している方は皮膚のみならず、身体に何らかの不調を抱えている方が多い。 2021年12月15日
■症例:無月経 無月経の治療は、基本的に時間がかかることが多い。また月経がきはじめると、体もそのタイミングで不調の波を打つようになる。患者さまの場合もそうだった。治療途中で、思いのほか強い月経前後の症状が出現してきたが、血流を良くすることで無月経も、ジストニアも、疲労倦怠感も、結局のところ一緒に改善していった。 2021年12月09日
店主の年末恐怖症 私はこの時期になると、いつも心配になります。前年は体調が良かったのに、年が明けてから急に体調が悪くなってしまう方が必ずいらっしゃるのです。その最たる原因は「食生活が変わる」から。年末年始、生活が変わったとしても、とにかく「食事」と「睡眠」との養生をぜひとも乱さぬよう。 2021年12月03日
漢方治療の経験談「産後の不調」を通して 妊娠・出産は、女性の体に必ず変化を及ぼします。さまざまな難病や更年期障害、皮膚病やパニック障害、自律神経失調症や慢性疲労性症候群など、多くの病の素因を形成する可能性がある、妊娠・出産。できれば産後、もし自覚症状がなかったとしても、漢方薬を利用してみることを、ぜひともご検討ください。 2021年12月01日
2021・ラストスパート 今年、皆さまからたくさんの感動をいただきました。そして、それをお返しできるような薬局であり続けたいと思います。これは、毎年変わらない私の目標です。来きたる新年、新たな気持でこの目標を掲げられるよう、まずは今年の残された期間、皆さまへの恩返しを全うしてきたいと思います。 2021年11月24日
漢方治療の心得 26 ~漢方医学への潜り方~ そもそも漢方医学の世界は、2つの視点から理解することが求められています。一つが「道具(漢方薬)の理解」。そしてもう一つが「病と人との理解」です。この2つの視点を通じて、腕を上げていくにはどうしたら良いのかということを、少し道筋立てて、お話したいと思います。 2021年11月18日
◆漢方治療概略:「冷え性」・後編 前編では「漢方薬で冷え性はどこまで治るのか」「冷え性を治す・漢方薬の選び方」について解説しました。本編では、「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」「人参湯(にんじんとう)」「八味地黄丸(はちみじおうがん)」の効用と、「冷えない体になるための養生」について解説します。 2021年11月15日
◆漢方治療概略:「冷え性」・前編 今回は、冷え性に効果的な漢方薬をご紹介しながら、どこまで治るのかという点も含めて解説していこうと思います。冷え症治療において有名な処方としては、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「温経湯(うんけいとう)」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」が挙げられます。 2021年11月13日
漢方治療の経験談「疲労倦怠感治療」を通して 漢方治療において最もご相談の多い症状は、おそらく「疲れ」。いわゆる「疲労倦怠感」だと思います。もしそれが主訴ではなかったとしても、疲れていますか?と聞けば多くの方がイエスと言います。そして漢方薬を服用すると、主訴と同時に疲労も不思議と取れてくるものです。 2021年11月08日
大塚敬節先生の愛 大塚敬節(おおつかけいせつ)先生。現在の漢方流布の礎(いしずえ)は、先生によって築かれたといっても過言ではありません。当時医療として未成熟だった漢方治療において、その基礎的理論を示さたことも功績の一つと言えるでしょう。「方証相対(ほうしょうそうたい)」と呼ばれる基礎概念。患者さまには各々適応する処方(方)があり、それを体質や症状(証)から判断するという概念です。 2021年11月01日