漢方治療の心得 20 〜何を治すのか〜 私が得てきた漢方治療の技とコツを、お伝えするべく始めた「漢方治療の心得シリーズ」。早いもので20回目を迎えました。たくさんの先生方から、そして、たくさんの患者さまたちから、本当にたくさんのことを教えてもらってきたのだと感じます。20回目を迎えた今回は、私が最初に感じた臨床のコツをお話します。 2020年12月12日
養生と薬 症状や病の軽重に関わらず、漢方薬にはそれを必要とするタイミングみたいなものがあって、例えばそれは、養生より先に薬が必要になる場合もある。しかし、養生と同時、もしくは養生の方が先ということもたくさんあるのです。漢方薬を服用することだけが漢方治療ではないと、私は思います。 2020年11月28日
2種の学問 学問には2種あり、反復可能な事象を扱うものと、そうでないもの。前者は「科学」に代表され、後者は「芸術」に代表される。人はこの2つを常に内包したものである。一般化できない、其の人にしか通用しない正しさ、それを掴むために研鑽された学問が漢方であるとしたら。何となく私には辻褄が合うのです。 2020年11月21日
◇養生の実際・秋から冬 ~自律神経の乱れ・不安・焦り・イライラ~ このコラムでは「季節の変わり目と体調不良」「寒暖差と自律神経の乱れ」「秋から冬、自律神経に負担をかけないための養生」について解説していきます。特に自律神経が乱れやすいという方は、今回の内容を是非知っておいてください。乱れるべくして乱れる。今の時期にはそんな危険があちらこちらに潜んでいます。 2020年11月16日
当たり前に引かれた線 昭和の名医・中島随証(なかじまずいしょう)先生。癌の患者さまを「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」で治癒せしめたという逸話があります。アレルギー性鼻炎や喘息の治療薬として有名な小青竜湯を癌に使った理由は「肺に水があったから」。当たり前に行われた時の理由は、いつだってシンプルです。 2020年11月11日