漢方坂本コラム

手仕事

今ではもうあまり作らなくなっているのですが、 先代である父がまだいた頃、 丸剤(がんざい)と呼ばれる玉の薬をよく作ってい...

【漢方処方解説】半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)・前編

今回解説する半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、心療内科・精神科領域において最も有名な処方と言っても良いと思います。「咽が詰まって息苦しい」など、咽に生じる違和感に対してファーストチョイスで使用されている処方です。現実的な使い方としては「胃薬として使う」「咳止めとして使う」といった運用方法が挙げられます。

漢方治療の心得 13 〜上達を知る時〜

漢方の上達。何をもって腕が上がったと感じるのか?それを私なりに具体的に言うならば、「共感」の一言に付きます。自分の言っていることが伝わる、という意味ではなく、相手の言っていることが分かる、という共感です。たくさんの方々と共感すること自体が、すなわち成長になる。これは真実だと思う。

買い物

今日のテーマは「買い物」。 上手に買い物をするためにはどうしたらよいのでしょうか。 そんなお話を、独断と偏見とでしゃあし...

□蓄膿症・後鼻漏・慢性副鼻腔炎 ~漢方治療による治り方・後編~

前編のコラムでは副鼻腔炎・蓄膿症・後鼻漏治療では「完治までの過程の中で一時的に症状が増悪することがある」ということを解説いたしました。この場合、最も重要なことは「もともとの病が悪化しているわけではないという状況の見極め」です。今回はこのような一時的な悪化現象がどのように起こりやすいのか、その具体例をお示しします。

□蓄膿症・後鼻漏・慢性副鼻腔炎 ~漢方治療による治り方・前編~

顔面が痛い・鼻の奥が重い・匂いが分からない・後鼻漏が続いて息苦しいなどなど、日常的に意識せざるを得ない不快な症状を発生させる副鼻腔炎や上咽頭炎。西洋医学的に完治させることの難しいケースが多いことから、漢方治療をお求めになる方の多い疾患です。ただし一口に副鼻腔炎・上咽頭炎と言っても、その病態は実に様々です。

「漢方」と「漢方薬」は違う

いくら生薬を配合している商品でも、薬として認められなければ「漢方薬」とは言えません。生薬は誰にでも安全に、高いパフォーマンスをもって使用することが出来るという側面がある一方、病への対応では生薬が持つ薬能を最大限に発揮する必要がある。長い歴史の中でそのための手法を磨き上げた結果として生まれのが「漢方薬」です。

天候レベル

寒い所から急激に温かい部屋に入った時、人の体は自律神経を介して血行状態を急激に変化させます。良く起こる症状は「のぼせ」や「ほてり」ですが、その他にも「鼻水・鼻づまり」などの鼻炎(血管運動性鼻炎)や、「動悸」「めまい」「ソワソワ感」などの症状が起こったりします。

打倒

絶対に認めない。 確固たる気持ちで臨み、あらゆる可能性を探り続けてきたここ数日、 自らの心が折れるという終結をもって、改...

お知らせ・新型コロナウィルスとその影響について

当薬局にご相談を頂いております患者さま、またこれからのご相談を考えておられる患者さまの中にも、今後のお薬の提供などを含め、新型コロナウィルスの影響を危惧されている方もいらっしゃると思います。幸いながら、当薬局の業務においてはそれほど影響はございません。