漢方治療について

新年のご挨拶

謹啓新年あけましておめでとうございます。当薬局は昨日までお休みを頂き、本日より営業を再開しております。気持ちよい晴天にて...

令和7年 感謝を込めて

東洋医学ではそれが発祥した当初からすでに、人が天候の波によって病を得るこを明確に示しています。そしてその治療方法も当然示されています。「寒」に対する人参湯や五積散、「湿」に対する平胃散や防己黄耆湯、「暍」に対する白虎加人参湯や清暑益気湯など、長い歴史の中で編み出されてきた処方たちが沢山存在します。しかし。。。

寒波襲来

急激な気圧の低下と、急激な気温の低下。これらが両方いっぺんに来るとき、自律神経が乱れると人は上半身に血液が停滞し、充血を起こしてきます。横隔膜から上、即ち胸や背中から上に凝りや血流障害を生じていくる。故に肩や首が凝り詰めたり、胸が圧迫されて息苦しくなったり、そして動悸がしてパニックも起こりやすくなります。

漢方治療の経験談「パニック障害治療」を通して 2

治療を行うも治らない、一度治っても再発してしまう、なるべく向精神薬は飲みたくないなど、治りにくく、しつこく、かつ常に不安を伴う病。ただ私にとってパニック障害は、決して不治の病という印象ではありません。もちろん程度にもよります。難しい場合もあります。ただし正しい治療によって、比較的回復へと向かっていくことのできる病です。

今までと違う夏

今年の夏は違います。特に多いのが、強い火照りや首コリ肩こり、そしてめまい、さらに同時に起こる不安感やイライラや焦燥感。これは普通であれば春に良く見られる症状です。北に低気圧が発生していますので、その影響もあるでしょう。しかし私はそれだけではないと思っています。強力な寒暖差。気温の差ではなく、室内と室外との差です。

自律神経という安易に使われ過ぎている言葉

結局のところ漢方は、その独特の視点で自律神経を把握している医学です。六経という流れ。陰陽という循環。そういった概念の中に、季節を感じ取り恒常性を維持するべく働いている自律神経が、その機能が、理として内包されているように私には感じられます。

五運六気

健康とは、地球環境・自然との同調により成し得るものだと考えることができます。東洋医学でいう陰陽とは、元をたどればおそらくそういうことです。自らの陰陽を自然界の陰陽に同調させるという考え方。とどのつまり、自らの小さく不安定なバランスを、より雄大で安定した存在が放つバランスに同調させなさいという教えなのです。

梅雨、始まる

今週、全国から体調不良のお問い合わせが、急に増えました。不安感や焦り、だるさ、不眠やめまい、頭痛や浮腫みなど、様々な症状が出現していますが、今回の悪化の波は急激に起こった分、しばらく経てば落ち着いてくると思いますので安心してください。ただ今年は多くの方に、梅雨特有の体調不良が起こってしまうのではないかと危惧しています。

気象病治療の命題

天気が安定すればすぐに良くなる人がいます。しかし逆に、天気が安定したとしても、そのまま体調不良が続いてしまう人もいます。この差が如実に現れます。経験とともにそれが分かってきました。天候の波を受け体調が悪くなった後、天候が安定してもずっと体調不良が続いてしまう状態。私はこれが最も怖い。避けなければなりません。

健康とは何か

人の死亡率は100%、それと同じくらい、年を取って病にかかることはごく当たり前のことです。であるならば、健康とは「病にならない状態」のことではありません。「今後の自分にどんな病が起きやすいのか、その予測が出来ていること」、そして「現在そこに対して的確な配慮ができていること」、これこそが健康な状態だと私は思うのです。