漢方治療の経験談「膵炎治療」を通して いくら漢方薬が効くといっても、こと膵炎においては、ご自身の判断で漢方薬を選択することは絶対にやめていおいた方が良いです。膵炎治療は、かなり独特です。膵炎にこれが効くという処方があるわけではなく、膵臓のみならず消化管全体、ひいては心肺機能にまで及んだ状況把握が薬方選択のキモになります。 2022年02月10日
■症例:PMS(月経前緊張症)・発熱と悪寒 月経前に必ず伴う感冒様症状。西洋医学的な解釈では難しいのかも知れないが、実は原始的な視点で見れば、これらは同一の状態を体に形成するものであると着想することができる。漢方には、PMSに対して様々な薬が用意されている。その中の一つに、もともと感染症のような発熱性消耗性疾患に用いられていたものがある。 2022年02月03日
ほてりに注意!春に悪化しやすい酒さとその養生 酒さの根本的な原因は、体の芯に巣食う「冷え(血流障害)」であることが多いのです。そのため、体をちゃんと温めることは必要だと思います。しかしお風呂であたたまると、顔まで真っ赤になってしまうという現実があります。そこでお勧めしたいのが、半身浴です。温めるなら、お腹から下。とにかく足先と下半身とをちゃんと温めることです。 2022年02月03日
漢方治療の心得 27 ~森を観る~ 森を観るとは、古人の視点に立て、ということです。森を観るためには、現代の常識を捨てなければならないのです。多くのことが分かり、昔のままの医療でいてはいけない現代だからこそ、森を観る視点と、木を見る視点、それを両立させたければいけないという非常に難しい時代に、我々は漢方を学んでいます。 2022年02月01日
シンプルお萩 体はもともと生きる術をすでに刻み付けていて、そのための活動を自然に行っていて、だからその働きをちゃんと継続できてさえいれば、最も長く、寿命を真っ当できるということ。逆に、そこから不自然な要素が入り込めば入り込むほど、体のバランスを崩していく。余計なものとは、まずは思考。 2022年01月30日
■症例:PMS(月経前緊張症)・産後の不調 PMSに常用される名方・加味逍遙散(かみしょうようさん)。体力中等度から虚弱な方に使う処方。さらに比較的胃腸が弱く、イライラなどの興奮性の強いPMSに使う代表方剤である。しかし、今回の患者さまには、これではない。漢方では体格や腹、脈や舌などからその方の充実度を明らかにし、それを「虚実」と見立てて処方を選用する。 2022年01月27日
漢方治療の経験談「無月経治療」を通して 無月経にもいろいろあります。18歳以上になっても月経が始まらない原発性無月経と、今まで来ていた月経が来なくなってしまった続発性無月経、そして背景に何らかの病が関与しているものもあります。漢方治療においては無月経は子宮部の血液の流れがストップしている状態と考える。そして、それを如何に通すのかを考えます。 2022年01月24日
【漢方処方解説】当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 婦人科の薬として名高い当帰芍薬散。月経痛・月経困難症や、手足の冷え・浮腫み・めまい・頭痛などを改善していく女性の聖薬です。その適応症は「やせて体力のない虚証(きょしょう)の人。体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるもの」とされています。 2022年01月17日
□更年期障害 ~漢方治療をお勧めできる更年期障害の特徴~ 更年期障害には漢方治療をお勧めできるものと、そうでないものとがあります。西洋医学ではホルモン補充療法(HRT)がしばしば行われますが、漢方治療はそれを行っても改善しないケースにこそ、強くお勧めすることができます。そして、ホルモン補充療法で改善しない更年期障害には、ある共通した特徴が見受けられます。 2022年01月11日