漢方坂本コラム

仕事

良くも悪くも仕事は人が出るものだと思う。特に哲学まで高められた生業はその人の形でしかない。だからこそ面白い反面、恐怖すら...

■症例:体調不良

87歳、女性。患者さまはほとんど話さず、見かねた息子さんが、様態を話し出した。この患者さまの体力は、実は何も話せないほどに底を突く気配を見せていた。私は、最も「虚」に用いるべき薬方を出した。服用して一週間で、身体が温まり咳が止まったという。私はむしろ、素早い変化をより穏やかに進むよう配慮した。体力の無い方ほど、早い変化によって体に負担をかけるべきではないからである。その後、患者さまは日に日に良くなられた。

このまえ同級生と飲んだ。うちわ片手に居酒屋で飲むビール。店を出た時に感じる生ぬるい夜風。帰り道とくだらない会話。失笑と爆...

真っ当なこと

先日お会いした方とのお話を、ふと思い出している。ジュエリー会社の社長さんである。まだお若い。物とデザイン、業界と人、今ま...

本日夕方まで、坂本は不在となります。

本日、店主の坂本は人間ドックのため不在となります。夕方までには帰る予定です。スタッフはおりますので、不在の間、お問合せな...

改善への早道

漢方にご興味があって、何とか病を治したい、改善したいと思っておられる方たちに、是非お伝えいたいことがあります。それは、ネ...

■症例:メニエール病

70歳、女性。メニエール病。病院では水をたくさん飲みなさい、と指導され、患者さまは、とにかく水を飲んだ。そして、めまいは逆に悪化した。水を巡らす力の弱り。まずはその力をつけないと、いくら飲んでも巡ることができない状態である。私は、水の滞りを解除する薬を出した。そして同時に、水分摂取の量を減らすよう、説明した。3日後、今までにないほど、多量のお小水がでる。そしてその後、めまい発作の頻度が明らかに減っていった。

8月

急激な熱さとともにやってきた、8月。くるぞ、くるぞと思いつつ、きたらやっぱり激烈でした。みなさん、大丈夫ですか?食欲が減...

患者さまのお話。絵画を見るようになってから、人に優しくできるようになったと。それにはちゃんと理由があって、書いた人がどう...

坂本薬局 先代

■坂本薬局先代・故 坂本正東京薬科大学卒、香港中国医薬学院(日本分院)卒業後、漢方の道を志す。日本漢方医学研究所にて大塚...