漢方坂本コラム

8月

急激な熱さとともにやってきた、8月。くるぞ、くるぞと思いつつ、きたらやっぱり激烈でした。みなさん、大丈夫ですか?食欲が減...

患者さまのお話。絵画を見るようになってから、人に優しくできるようになったと。それにはちゃんと理由があって、書いた人がどう...

坂本薬局 先代

■坂本薬局先代・故 坂本正東京薬科大学卒、香港中国医薬学院(日本分院)卒業後、漢方の道を志す。日本漢方医学研究所にて大塚...

夏休み

実家に帰り、家業を継ぐようになってから、夏休みという存在を意識したことがない。屋根が無いと落ち着かないほど、出不精である...

注意)水の飲みすぎ

水分の取り過ぎに注意して下さい。最近、治療中の患者さまで体調を崩される方が多いのです。特に胃腸の弱い方は注意です。湿気の...

■症例:頭痛

40代前半の女性。主訴は疲労感と頭痛。これら一つ一つの症状は、お体の状態を知る上で大切な情報である。しかし様々な症状に気を取られると、体の声は聞こえなくなる。考えるべきことは、今患者さまの体がいったい何を欲しているのか。私は漢方の胃薬をお出しした。そして3日後、あきらかな熟睡感を感じる。同時に目覚めた時の胃もたれが消え、上半身のほてりを感じなくなった。その後、頭痛は急速に終息していった。

悟り世代

色々な世代の方とお話しすることができるので、私はこの仕事が好きです。この前、長くおかかりになっている女の子が、「私、悟り...

症例報告10回目を迎えて

漢方治療というものが、実際にどのようなものなのか、治療者からの視点で紹介する症例シリーズも今回で10回目を迎えました。臨...

■症例:ニキビ(尋常性ざ瘡)

25歳、女性。漢方治療は皮膚の病であったとしても、体の状態を確認させてもらう必要がある。際立っていたのは手足の冷えと月経痛、そして胃の弱さ。ニキビを治そうとする力自体が弱っているタイプである。適応処方は明確だった。しかし、ニキビを撲滅していくとなるとそれだけでは絶対に不十分である。生活の悪化要因をどのように取り除いていけるのか。それが的確な処方決定と同等のウェイトで、必ず大切になってくる。

生きた薬

1gとして無駄にできない。生薬を、である。夙にそう思っていたが、最近特にそう思う。特殊な植物たちである。一般性が低い分、...