インフルエンザに麻黄湯が出される理由 2 麻黄湯は決して一律的に使って良い薬ではなく、間違えた使い方をすると逆に悪化させることさえあります。インフルエンザに使うにしても、麻黄湯の使い方に適した状況であるかどうか。その見極めを必ず行う必要があります。麻黄湯は構成生薬から考えて、「かなり強く発汗を行なおうとしている状態」「かつ強く発汗を行っても大丈夫な状態」に使うべき処方です。 2019年09月26日
インフルエンザに麻黄湯が出される理由 これからの時期多くなるのが風邪。なかでもインフルエンザは感染の力が強く、流行してしまうので注意が必要です。インフルエンザと診断が決まれば、その時は抗インフルエンザ薬が第一選択ですが、漢方薬を同時に処方する医療機関も増えてきました。特に処方されやすい方剤が「麻黄湯(まおうとう)」です。「麻黄湯」がインフルエンザに有効であるという論文があるからです。この論文があるという根拠。僕は非常に危険だと思います。 2019年09月25日
■症例:クローン病 50歳、男性。消化管全体に断続的な炎症を起こす病、クローン病。原因は不明。一度良くなっても再発を繰り返しやすい。患者さまには明らかな脱水症状が見られた。補陰を主とし、まずは生命力の根本を立て直す治療から入った。服用14日後、今まで少量しか飲めなかった経口栄養剤の量が徐々に増えてきた。それによって体重が増え始め、体がしっかりしてきたという実感が出てきた。一か月後、足のつれがなくなり、良く眠れるようになった。 2019年09月21日
■症例:不眠 36歳、女性。睡眠導入薬を毎日服用している。それでウトウトとはするが、常に頭は覚醒していて少しの物音で起きてしまう。食欲も、便通も、睡眠も、すべて乱れていた。そしてこれらの原因は、実はすべて同じである。体力の不足。人間が本質的に持つはずの力の弱り。完全に「虚」に属する病態であった。原因が同じである以上、一つの薬で足りる。体力を回復させることで、快食・快眠・快便へと向かわせるのである。 2019年09月14日