天才数学者・岡潔の感性

今回は、私の漢方の考え方に大きな影響を与えてくれた、岡潔(おかきよし)の言葉を少しだけ、皆さんにご紹介したいと思います。理論・感性・想い・美しさ。共感・腑に落ちる・生きた智恵、そして情緒。そういう言葉で紡がれる、端的かつ衒てらいの無い文章。これは漢方、そして東洋医学の世界において、ある種の終着地点であり、「解答」です。

《note》抑肝散・加味逍遙散が効かないイライラ・次の一手

次の一手が、用意されているかどうか。漢方治療を行う上で、腕を決める要素の一つです。イライラに抑肝散が効かなかった、加味逍遙散が効かなかった、ではその次に、どう考えて薬を変化させていくのか、その方法を用意しておかなければいけません。今回のnoteでは、そういった治療のコツのようなものを解説していきます。

絶対夏にバテさせないという気合い

熱中症予防対策として、水分補給のアナウンス、水をたくさん飲め飲めコールが、テレビを中心に繰り広げられます。水分補給の大切さに関しては、決して間違いではありませんが、しかし水は飲めば飲むほど体に良いというのは絶対に間違いです。自分に適した量、そして飲み方を見つけ、それを守ることが大切。今回はそれを確認していきましょう。

■症例:月経前の胃痛

その女性が悩まれている症状はかなり広範囲にわたっていた。一番治したい症状は、月経数日前に起こる強烈な胃の痛み。私の使った薬は、一般的に言って月経にまつわる症状を改善する薬ではない。月経痛も腰痛も、改善させる薬だとはどの本にも書いていない。漢方治療の本旨は、どの薬を選ぶかではない。どういう病態かを見極めること。

《note》五苓散が効く起立性調節障害(OD)の特徴

noteに新しい記事をアップしました。五苓散が効くタイプの起立性調節障害の患者さまと、その見極めのポイントを解説しております。五苓散は、現在起立性調節障害において比較的良く使われている薬です。ただし、あまり効いているという話を聞きません。しかし、あるタイプの起立性調節障害では、五苓散が即効性をもって奏効していきます。

五運六気

健康とは、地球環境・自然との同調により成し得るものだと考えることができます。東洋医学でいう陰陽とは、元をたどればおそらくそういうことです。自らの陰陽を自然界の陰陽に同調させるという考え方。とどのつまり、自らの小さく不安定なバランスを、より雄大で安定した存在が放つバランスに同調させなさいという教えなのです。

まだ5月だというのに

まだ五月だというのに、いわゆる気象病によって誘発される症状でのご相談が急増しています。天候の乱れによる悪化は、各患者さまごとにお伝えしているご自身のウィークポイントさえ乱れなければ、天候が安定するとともに必ず症状は落ち着いてくるものですのでご安心ください。ただ、今回は長いかも…。だからこそ、養生にはお気を付けください。

漢方リテラシー 第七話・第八話(最終話)

noteに「漢方リテラシー」の第七話・第八話(有料記事)をアップしました。漢方の腕が良いとは何か。実際に治している先生は何が違うのか。私が思うに、みなさん共通した考え方があります。言葉で説明することが難しくても、必ず治療という解答に導くまでの機序がある。「臨床家に必要なリテラシー」シリーズ。感性と想像力の最終章。

想像を続ける理由

漢方において、その創作者の意図を理解せずに薬を使うということは、何か知らないけどこうやって使えって書いてあるから使いました、ということ。歴史を知る人、紐解く努力をしている人とそうでない人とでは、処方の使い方、すなわち治療方法が全く違ってきます。ただし、今回、私が本当に言いたいことはここから先にあります。

漢方リテラシー 第五話・第六話

noteに「漢方リテラシー」の第五話・第六話(有料記事)をアップしました。東洋医学・漢方治療によって生計を立てていくためには「西洋医学では治せない」「どこに行っても治らなかった」という方を、実際に改善へと導く能力が必要です。腕の良い先生方が行っている、腕を高める方法論。今回はそこをより具体的に紐解いていきたいと思います。