休日の夜。独り言と半目。

2020年03月29日

漢方坂本コラム

季節はずれの雪。

東京では不要不急の外出を控える要請が出た週末、

今日の雪は「家の中でゆっくりしていよう」と自然に思えるような、

そんな恵みの雪でした。てことでずっと家にいました。

家でぼーっと考える。

至福の時。最近は音楽さえ聞かなくなりました。

ただぼーっとしてても考えることは漢方のことだったりする。

あと今はやっぱり新型コロナウイルスかなぁ。ここまで大きくなるとは思っていませんでした。

今回の新型コロナウイルスの影響は、

おそらく完全に終息するというものではないのかも知れません。

インフルエンザのように私達と共存するウイルスの一つとして、

多分今後も残っていくのでしょう。一日も早い抗ウイルス薬の開発が望まれます。

人類の歴史を考える時、

その大きな柱の一つに「医療」つまり「病との戦い」という側面があります。

人が変わり、病が変わる。

変化し続ける人と病とに、常に対応し続けてきたというのが医療の歴史です。

この対応し続けるという点は医療の定めみたいなもので、

それが出来ているから存在し続けているのだし、

またそれが出来ているからこそ必要とされ続けているのだと思います。

人が変わり、病が変わる。

これは何も今回の新型コロナウイルスについてだけではありません。

急性・慢性を問わず、病は刻々と時代とともに変化している。

であるならば、医療も必ず変化し続けなければなりません。

漢方も同じです。

古臭いものでいては絶対にだめです。

今この医学に関わっている方々全員が、

「漢方をどう変化させていくのか」ということを考え続けていく必要があるのではないかと・・。

まぶたが落ちて、そろそろ半目です。

気持ちは前むきに。明日からまた頑張っていきましょう。

あ、そうそう。いつもご来局頂いている方の中にも、

今はなるべく外出は控えたいという方もおられるかと。

お電話にて状況をお聞きし、お薬を送ることも可能です。

ご活用ください。

おやすみなさいませ。

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