年始のご挨拶

2024年01月03日

漢方坂本コラム

謹んで新春をお祝い申し上げます。

ここ甲府は落ち着いたお正月を迎えております。

しかし年が明け、早々に不穏な空気を孕む令和6年となりました。

石川県・能登半島の地震、そして羽田の航空機事故。

今も不安な状況の中で、大変な日々を送られている方もいらっしゃるかと思います。

辰年の本年、天を治める神龍に、日常の回復と今後一年の息災を祈るばかりです。

旧年中は大変多くの方々にお世話になるとともに、

ご厚情を賜りましたこと、心より感謝を申し上げます。

体調が悪い中、当薬局にまで足をお運び頂いた患者さま。

中にはかなり遠くからお越しいただく方もいらっしゃいました。

当薬局での治療に希望をもっていただけたことに、心より感謝いたします。

皆様の努力が無駄にならぬよう、今年も精一杯、私たちに出来ることを成し遂げていく所存です。

また、年々資源の枯渇が危惧される中で、生薬を安定供給し続けていただいている各生薬メーカーの皆さま、

そして高い品質を保ちながら、それを生産し続けておられる生薬農家の皆さま、

またそれらを当薬局まで配送し、かつ患者さまのもとまできちんと配送していただける運送業者の方々、

病や症状から人を開放するという当薬局の信念は、皆さまのお力添えがあってこそ成り立っております。

本年も変わらぬご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

確実に変わっていく地球。

それを私たちは、すでに天候の波として感じることができます。

人は天に生かされている、そういう着想が根本にある東洋医学ですが、

荒れた天候を迎えている昨今、人はどのように生きて行けばよいのでしょうか。

今後の東洋医学は、今までとは違う、新たな局面を迎えているように思います。

時代時代で変化を続けてきた漢方、その正道をこれからも継承するべく、

今年も精進してまいります。よろしくお願いいたします。

そして最後にはなりましたが、当薬局に関わっていただく全ての皆さまにとって、

令和6年が幸多い一年となりますように。

また災害にあわれた方々が、一日でも早く日常を取り戻せますように。

心よりお祈りいたします。

漢方坂本店主 坂本壮一郎



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