茹だる9月 この時期は通常、夏バテの患者さまが増えてくるのですが、今年はそうではなく、寒暖差の激しい春や、湿度が高まる梅雨時期に起こるような体調不良が増えています。例えば頭痛や不眠や動悸、体のだるさや体の痛み、胃腸や頭部の症状。今回はそれだけでなく、自律神経の乱れからくる精神症状を訴えられる方がとても多いという印象があります。 2025年09月16日
《note》桂枝加竜骨牡蛎湯が効く典型例と見極めのコツ 見て初めて「なるほどな」と感じるものがある。しかしそれを書き伝えることは大変難しい。ここが漢方の勉強の難しさでもあります。そこで一つの試みとして、「典型例を伝える」ということをやってみたいと思います。第一回目は私も良く使う処方「桂枝加竜骨牡蛎湯」について解説していきます。奥深い処方です。 2025年09月11日
■症例:寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん) 今回の蕁麻疹は、温まれば治る。疑いようのない事実として、まずはそれがある。そして蕁麻疹の色。決して強い赤味ではない、淡い桜色の膨疹。則ち漢方をもって体を温め、血流を促すことが出来れば、この蕁麻疹は消える。ではどうやって体を温めるのか。漢方ではその人に必要な、その人に響く温め方を選択しなければ温まることはない。 2025年09月03日
漢方治療の心得 38 ~知識の質~ 実際の臨床には、机上の学びでは決して得られない四次元の知識があり、それらを知るか知らないかで、腕に大きな違いが生まれるのだと感じています。全ての処方を頭に描いたとしても、これだと積極的に選択できない場合もあります。決め手に欠けるというケース。実際の臨床においては、それが当たり前なのです。 2025年08月28日
今までと違う夏 今年の夏は違います。特に多いのが、強い火照りや首コリ肩こり、そしてめまい、さらに同時に起こる不安感やイライラや焦燥感。これは普通であれば春に良く見られる症状です。北に低気圧が発生していますので、その影響もあるでしょう。しかし私はそれだけではないと思っています。強力な寒暖差。気温の差ではなく、室内と室外との差です。 2025年08月21日
【漢薬小冊子】厚朴(こうぼく)《note》 漢方の基本に則れば、生薬の作用にはそれぞれ方向性というものがあって、それを「昇降浮沈」といいます。香りの強いものは「昇り・浮く」という性質をもちますが、なぜか「沈降」の性質をもつものがあります。降気の主剤、厚朴。気であるにも関わらず、なぜか浮かず、下へと降ちる。今回はその辺りの謎に、少しだけ迫ってみたいと思います。 2025年08月08日
暑さ極まる夏2025 夏バテの典型例は、胃腸の水疲れにより起こります。夏だからこそ、ちゃんと食事を摂りましょう。水分だけでお腹いっぱいにはしないこと。そして睡眠が十分にとれないことも夏バテの原因になります。体は寝ている間に疲労を回復します。胃腸も同じで寝不足があると、どうしても疲れが取れず弱っていきます。 2025年08月05日
盆中のお休みについて 8月10日(日)~15日(金) 誠に勝手ながら、下記期間中お休みを頂きます。皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申... 2025年08月05日
《note》柴胡剤や竜骨牡蛎剤では治らない自律神経失調症への対応方法 今回のnoteでは自律神経失調と聞けば即剤に想定される方剤郡、例えば柴胡剤や竜骨牡蛎剤、また半夏厚朴湯などの蘇葉剤、そういったもの以外で、是非頭に入れておくべき漢方薬と、その効かせ方とをお伝えいたします。漢方には「博く衆方を采(と)る」という言葉があります。まずは使える薬を増やすことが大切です。 2025年08月01日