漢方坂本コラム

「体質」という便利な言葉

漢方治療は「体質改善」ですよ、と良く言うけれど、「体質を改善する」って、何とも曖昧な表現です。「体質改善」とは、本当は「流れ」を変化させています。時に濁流の勢いを削ぎ、時に枯渇した流れを益し、ある病理という方向性に向かわんとするその勢いを調節しているのです。

□脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア ~坐骨神経痛への新たな漢方治療~

腰やお尻の辺りに重だるい痛みを伴い、歩行中の下半身に不快な痺れや痛みを発生させる腰部脊柱管狭窄症や腰部椎間板ヘルニア。これらの症状は坐骨神経痛と呼ばれ、腰椎から下肢へと走行する坐骨神経に沿って不快感を発生させます。意外に感じられる方も多いかも知れませんが、坐骨神経痛は漢方薬よって実際に改善するケースが多いのです。

フルーツについて

重さにして約90パーセントが水分で構成されている果物は、冷やして食べれば胃腸に氷をぶち込むようなもの。胃腸を冷やすし、皮を食べれば消化に時間もかかる。胃腸の弱い人なら胃痛や胃もたれ、下痢を起こしてしまいます。口の中で温めるように、味わって食べて欲しい。農家の方々が作り上げた作品には、味わうほどに滋味があります。

漢方治療の心得 11 〜本の良し悪し〜

臨床家から見て良い本とは、筆者が文章の先に「患者さん」を見ている本です。処方を解説するにしても、理論を説くにしても、病態を説明するにしても、歴史を書くにしても、良い本を記す筆者は、実際に患者さんを見ているという片鱗を滲ませた文章を必ず書くものです。

不透明な医学

漢方とは何と不透明な医学なのだろう。長く漢方の世界に携わる程にそれを感じる。非常に曖昧なまま、情報だけが飛び交っているか...

2月

2020年、早くも1月が終わった。日々患者さまのお体を観させて頂く中で、正確な判断と的確なご対応とを心がける、そうしてい...

漢方治療の心得 10 〜名医の表現〜

大塚敬節(おおつかけいせつ)先生は、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)中に含まれる芍薬の薬能を「重り」と言った。江戸の名医・山田正珍は、黄連・黄芩の苦味をもって「気を養う」と表現した。漢方家たち何故、このような分かりにくい表現を使うのか。感覚的に理解することこそが、理にかなっていたのである。

すごいなこの差は

急激に冷えて雪が降った後、昨日は気温が急上昇。17℃まで上がりました。これは皆さん絶対つらいはずだと、日中外を見ながら思...

年を取る

「年を取る」という言葉には何となく「衰え」という意味合いが込められていて、「若い」という言葉にはなんとなく「元気」という...

師匠の勉強会

これはあくまで自分の考えです。漢方業界を広く見た時に、西洋医学に比べて圧倒的に劣っているものがあります。「教育」です。具...