消えていく治療

毎日作るのに手間のかかる煎じ薬。はじめは大変だし億劫だと思うのですが、自然と当たり前になっている方が多い。そして症状が改善する時もそう。知らない間に自然に消えていく。もっと自然に、もっと当たり前に。薬が無くても大丈夫、先生がいなくても大丈夫となるように。自然と消えていけるような、そんな治療が望ましい。

漢方治療の心得 19 〜観えると観えないとの差〜

先入観。物事を正しく見るために、必要であると同時に、往々として邪魔になり得るもの。治療においては、いつだってこのバランスが問題になる。師匠が最初に教えてくれたこと。それは、先入観との折り合いを模索し続けろということ。分かると分からない、観えると観えないとの狭間にこそ、真実があるという口訣です。

漢方坂本は「完全予約制」となりました。

「漢方坂本」は少し前から「完全予約制」とさせていただいております。コロナ禍の現状を鑑み、なるべく患者さま同士が重ならない...

高い空

昨日の甲府はとても清々しかった。やっと来ましたね、秋。血がすみずみまで通う感覚。思いきり吸い込んだ空気がカラダの湿気をは...

□メニエール病 ~漢方薬をお勧めする理由・難治性メニエール病と漢方~

メニエール病には漢方薬が良い、そうネットや本に沢山書かかれていますが、確かにこれは事実だと感じます。臨床上、どこに行っても改善しなかったメニエール病が、漢方薬にて改善するというケースを散見するからです。今回は、実際にどうして漢方薬が良いのかという点について、私自身の考えをご紹介していきたいと思います。

◇養生の実際・秋に起こりやすい症状 〜咽(のど)の痛みとその予防〜

秋に起こりやすい体調不良の一つ「咽(のど)の痛み」。秋の咽痛の特徴は、朝感じることにあります。この症状が起こる理由は、秋特有の寒暖差にあります。日中暖かく、夜間に急激に寒くなる。この「急激に」という所がポイントで、夜間の冷え込みによって、咽頭部の血行が急激に悪くなるため、咽痛が生じやすくなります。

■症例:更年期障害(ホットフラッシュ)

ある時、突然動悸が起こり、それに伴い多量の汗が噴き出すようになった。更年期障害に伴うホットフラッシュ。そう診断され、病院にて治療を行うも改善をみない。更年期を過ぎても症状が治まらないというケースでは、更年期障害という枠組みだければ語れない、より深く刻まれた体調不良が介在している。

来訪者が増えた

先日、ご飯だけを求めて家にふらりと入って来るようになった猫が子猫を連れてきました。かわいかった。唐突ですがこの前のコラム...

漢方とアート 5 〜文化の育ち方〜

自分たちがやっていることの良さを、外に向かってアピールすることが普通なのに、日本人はそれをわざとしない。日本人の芸術や芸能といった文化の育み方には、このような面白い特徴があるという。そして漢方の書籍にも、こんな排他的文化が滲んでいると私は思っている。

■症例:不眠・不安感

見るからに痩身の女性である。目を充血させながら、穏やかながらも焦りを孕んだ口調で不眠・不安感の症状を説明してくれた。年齢を加味しても、明らかにオーバーワークによる自律神経の乱れである。さらに、詳しく確認しなければいけないことがあった。それは、胃気(いき)。人体が生きるために持つ「食べる力」。