【漢薬小冊子】厚朴(こうぼく)《note》

漢方の基本に則れば、生薬の作用にはそれぞれ方向性というものがあって、それを「昇降浮沈」といいます。香りの強いものは「昇り・浮く」という性質をもちますが、なぜか「沈降」の性質をもつものがあります。降気の主剤、厚朴。気であるにも関わらず、なぜか浮かず、下へと降ちる。今回はその辺りの謎に、少しだけ迫ってみたいと思います。

暑さ極まる夏2025

夏バテの典型例は、胃腸の水疲れにより起こります。夏だからこそ、ちゃんと食事を摂りましょう。水分だけでお腹いっぱいにはしないこと。そして睡眠が十分にとれないことも夏バテの原因になります。体は寝ている間に疲労を回復します。胃腸も同じで寝不足があると、どうしても疲れが取れず弱っていきます。

盆中のお休みについて 8月10日(日)~15日(金)

誠に勝手ながら、下記期間中お休みを頂きます。皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申...

《note》柴胡剤や竜骨牡蛎剤では治らない自律神経失調症への対応方法

今回のnoteでは自律神経失調と聞けば即剤に想定される方剤郡、例えば柴胡剤や竜骨牡蛎剤、また半夏厚朴湯などの蘇葉剤、そういったもの以外で、是非頭に入れておくべき漢方薬と、その効かせ方とをお伝えいたします。漢方には「博く衆方を采(と)る」という言葉があります。まずは使える薬を増やすことが大切です。

猫のしーちゃん

ちょうど一カ月前のこと。夜、寝ようと思って二階の寝室に行くと、先に入っていた妻が窓際に立って、じっと外を見つめていました...

この梅雨さいごの悪あがき

今月、体調不良を起こしている方にはある特徴が見受けられます。急激に気圧が低くなる時と、急激に寒くなる時に、体調を崩される傾向のある人たちが、この7月に軒並み体調を崩されているのです。そして起こっている症状にも特徴があります。多くの方が、胃の調子悪さを感じておられ、そして同時にメンタルも乱れておられます。

《note》師匠に提出した宿題【補中益気湯創方の意図】

補中益気湯は、数ある処方の中でも、作者自らが創方の意図をはっきりと文章に残している珍しい薬です。故にこの処方を知り、その正しい使い方を習得するためには、作者である李東垣の言葉を読み解く必要があります。ただしこの文章、物凄く分かりにくいのです。山本巌先生も「美麗で流調だが難解」と表現されています。

□アトピー性皮膚炎 ~夏に悪化するアトピー性皮膚炎への対応~

アトピー性皮膚炎にはそれ特有の皮膚症状があるものの、決して皆さんが同じではありません。そして昨今、私が特に問題だと感じているのは、夏に悪化するタイプのアトピー性皮膚炎です。そこで今回は、この夏に悪化するアトピー性皮膚炎に対して、現状どのような対応が功を奏するのか、その具体的な方法について解説していきます。

《note》清暑益気湯エキス顆粒剤はこれをやると良く効くようになります

夏バテに使われる漢方薬として有名なものに「清暑益気湯」があります。その名の通り、暑さに負けた時に使う薬です。しかし、これを効くように使えていないのが現状です。清暑益気湯には「使い方」「効かせ方」があります。今回のnoteでは、そんな清暑益気湯の使い方のコツを解説していきます。

自律神経という安易に使われ過ぎている言葉

結局のところ漢方は、その独特の視点で自律神経を把握している医学です。六経という流れ。陰陽という循環。そういった概念の中に、季節を感じ取り恒常性を維持するべく働いている自律神経が、その機能が、理として内包されているように私には感じられます。