漢方坂本コラム

夏だからこそ気を付けたい「水の飲み方」

夏場は体内の水が不足しやすくなります。そのため、当たり前のことですが、水を飲まなければなりません。ただし大切なのは「水の飲み方」です。結論から言えば、「冷たい水はなるべく避ける」「水のがぶ飲みはやめる」この二点だけ、とにかく気を付けてください。

◆漢方治療概略:「下痢」・後編

前篇では「冷えによる下痢」と、「水の飲みすぎによる下痢」とをご紹介いたしました。これらは良く起こる下痢の原因ではありますが、さらに他の原因でも下痢は良く起こります。後編では「食べ過ぎによる下痢」「胃腸の弱い方の下痢」において試すべき薬をご紹介していきます。

◆漢方治療概略:「下痢」・前編

お腹が調子悪くて困るということは、誰しもが一度は経験したことがあると思います。トイレが近くにないところで急に便意をもよおしたり、せっかくの旅行先で下痢が始まってしまったなど、日常的にありふれているからこそ困ることの多い症状です。そこで今回は、簡単に使えて、さらに良く効く下痢止めをご紹介していきたいと思います。

漢方治療の経験談「自律神経失調症治療」を通して

自律神経失調症には漢方薬が良いとされています。これは、確かにそうだと感じます。不安感や動悸、めまいといった西洋医学では太刀打ちできない症状であっても、漢方薬をもって改善することが確かに可能です。そもそも漢方薬は自律神経を媒介として効果を発揮する薬なのです。

夏とお萩とご連絡

がっつり夏になった。そう感じさせる天候。本日ひさびさに、アスファルトの熱で揺れる景色を見ました。今日はつれづれと思うまま...

◇養生の実際・夏 ~夏場の養生・如何にして汗を止めるか~

今日は、「如何いかにして夏場の汗を止めるか」、というお話をしたいと思います。この話、ひいては「夏場に体調を崩さないための養生」に繋がります。飲んだ水分は、大きく2つの経路で体外へと排出されていきます。一つが汗。そして、もう一つがお小水(尿)です。この二つ、その目的が全く違います。

怖いな夏バテ・いやだな湿気

甲府で臨床を始めて以来、たくさんの夏バテ患者さんをみてきました。おかげで夏バテ治療が、年々板についてきた気がします。夏バテの大本おおもとの原因、体調不良の根っこの部分は、今の時期に作られます。梅雨と夏とには、切っても切れない因果関係があります。だから今時期からの養生が、とても大切なのです。

漢方治療の経験談「胃もたれ・胃痛治療」を通して

おそらく、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患われる患者さまは、ここ十数年でかなり減っていると思います。ピロリ菌の除菌という、非常に有効な治療が行われ始めたからです。ただし、胃痛や胃もたれなどの症状が昔に比べて減っているわけではありません。すべての胃症状がピロリ菌だけで解決できるわけではないということです。

読んで考えて

最近、漢方の書籍を読み直す作業が楽しい。例えば、『古方こほうの薬味』という本。その中に、厚朴(こうぼく)という生薬の働きについて矢数有道(やかずゆうどう)先生の言葉が書いてあります。20代の頃には響かなかった言葉も今読み直すと、桂枝加厚朴杏子湯や、厚朴生姜半夏甘草人参湯といった処方の意図が明確になる。

■症例:頭痛・めまい・冷え性

漢方には様々な尺度がある。その一つが寒熱。漢方治療における基本中の基本である。しかし時に、この尺度では人体を測ることができない。「体が求めているものは、何か」身体には必ず、その時に「欲する」何かがある。そんな視点で出した私の処方は、ゆっくり・じっくりといった治療が必要となる起立性調節障害において、著効を示した。