この梅雨さいごの悪あがき 今月、体調不良を起こしている方にはある特徴が見受けられます。急激に気圧が低くなる時と、急激に寒くなる時に、体調を崩される傾向のある人たちが、この7月に軒並み体調を崩されているのです。そして起こっている症状にも特徴があります。多くの方が、胃の調子悪さを感じておられ、そして同時にメンタルも乱れておられます。 2025年07月15日
《note》師匠に提出した宿題【補中益気湯創方の意図】 補中益気湯は、数ある処方の中でも、作者自らが創方の意図をはっきりと文章に残している珍しい薬です。故にこの処方を知り、その正しい使い方を習得するためには、作者である李東垣の言葉を読み解く必要があります。ただしこの文章、物凄く分かりにくいのです。山本巌先生も「美麗で流調だが難解」と表現されています。 2025年07月12日
□アトピー性皮膚炎 ~夏に悪化するアトピー性皮膚炎への対応~ アトピー性皮膚炎にはそれ特有の皮膚症状があるものの、決して皆さんが同じではありません。そして昨今、私が特に問題だと感じているのは、夏に悪化するタイプのアトピー性皮膚炎です。そこで今回は、この夏に悪化するアトピー性皮膚炎に対して、現状どのような対応が功を奏するのか、その具体的な方法について解説していきます。 2025年07月10日
《note》清暑益気湯エキス顆粒剤はこれをやると良く効くようになります 夏バテに使われる漢方薬として有名なものに「清暑益気湯」があります。その名の通り、暑さに負けた時に使う薬です。しかし、これを効くように使えていないのが現状です。清暑益気湯には「使い方」「効かせ方」があります。今回のnoteでは、そんな清暑益気湯の使い方のコツを解説していきます。 2025年07月03日
自律神経という安易に使われ過ぎている言葉 結局のところ漢方は、その独特の視点で自律神経を把握している医学です。六経という流れ。陰陽という循環。そういった概念の中に、季節を感じ取り恒常性を維持するべく働いている自律神経が、その機能が、理として内包されているように私には感じられます。 2025年07月02日
天才数学者・岡潔の感性 今回は、私の漢方の考え方に大きな影響を与えてくれた、岡潔(おかきよし)の言葉を少しだけ、皆さんにご紹介したいと思います。理論・感性・想い・美しさ。共感・腑に落ちる・生きた智恵、そして情緒。そういう言葉で紡がれる、端的かつ衒てらいの無い文章。これは漢方、そして東洋医学の世界において、ある種の終着地点であり、「解答」です。 2025年06月26日
《note》抑肝散・加味逍遙散が効かないイライラ・次の一手 次の一手が、用意されているかどうか。漢方治療を行う上で、腕を決める要素の一つです。イライラに抑肝散が効かなかった、加味逍遙散が効かなかった、ではその次に、どう考えて薬を変化させていくのか、その方法を用意しておかなければいけません。今回のnoteでは、そういった治療のコツのようなものを解説していきます。 2025年06月21日
絶対夏にバテさせないという気合い 熱中症予防対策として、水分補給のアナウンス、水をたくさん飲め飲めコールが、テレビを中心に繰り広げられます。水分補給の大切さに関しては、決して間違いではありませんが、しかし水は飲めば飲むほど体に良いというのは絶対に間違いです。自分に適した量、そして飲み方を見つけ、それを守ることが大切。今回はそれを確認していきましょう。 2025年06月17日
■症例:月経前の胃痛 その女性が悩まれている症状はかなり広範囲にわたっていた。一番治したい症状は、月経数日前に起こる強烈な胃の痛み。私の使った薬は、一般的に言って月経にまつわる症状を改善する薬ではない。月経痛も腰痛も、改善させる薬だとはどの本にも書いていない。漢方治療の本旨は、どの薬を選ぶかではない。どういう病態かを見極めること。 2025年06月11日