漢方坂本コラム

梅雨、始まる

今週、全国から体調不良のお問い合わせが、急に増えました。不安感や焦り、だるさ、不眠やめまい、頭痛や浮腫みなど、様々な症状が出現していますが、今回の悪化の波は急激に起こった分、しばらく経てば落ち着いてくると思いますので安心してください。ただ今年は多くの方に、梅雨特有の体調不良が起こってしまうのではないかと危惧しています。

漢方治療の心得 37 ~グラデーション~

「虚」という概念は、そもそも人を「虚」と分類することに意味があるわけではありません。「虚」と「実」という二つの端、その間に広がるグラデーション、その濃淡を把握する技術を求められているのが東洋医学です。虚中に実があり、実中に虚があって当然なのです。つまり東洋医学における全ての尺度に絶対的なものなどない、ということ。

漢方リテラシー 第三話・第四話

noteに「漢方リテラシー」の第三話・第四話(有料記事)をアップしました。今回からは、「臨床家に必要なリテラシー」をシリーズでお伝えしていきます。医師であっても、薬剤師であっても登録販売者・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師、どんな職業であったとしても、臨床家であれば知っておくべき、考え方の基準。ご参考までに。

漢方リテラシー 第一話・第二話

noteに「漢方リテラシー」の第一話・第二話(有料記事)をアップしました。初回投稿は、漢方治療を行う医療機関が「生き残っていくために必要なこと」という内容についてお話しします。経営が難しく、なかなか続かないという方は、もしかしたらそもそも知っておくべきリテラシーを知らないだけなのかも知れません。

漢方リテラシー @note

私の経験上、そもそもこの業界には、どんなに知識があってもこのことが分かっていなければ漢方の専門家としては認めてもらえない、そういう暗黙の「常識」があります。それは常識であると同時に基礎的な「知識」であり、そして技能に直結する「考え方」でもあります。

この連休明けから新しく始めることが私には2つあります

この連休明けから新しく始めることが、私には2つあります。一つは朝活。朝早く起きて、私は走ります。こういう気持ちにさせてもらえるから、私は皆さんに定期的な人間ドック(健康診断)を強くお勧めします。そしてもう一つ。今まで書き続けてきた当HPのコラム、そこに裏部屋を用意しようかと。明日から始めます。

たまに書きたくなるどうでもよいコラム

私たちが今の時代に生きていくために必要なことは何かと考えてみると、垂れ流しの情報に身を置いた生活からなるべく離れることと、大切な情報はなるべくリアルな人間を通して知り得ていくこと。今後はそれが希少価値の高いものになるかも知れません。人の言葉の真意を判断するためには情緒的な感性が不可欠だと考えます。

気象病治療の命題

天気が安定すればすぐに良くなる人がいます。しかし逆に、天気が安定したとしても、そのまま体調不良が続いてしまう人もいます。この差が如実に現れます。経験とともにそれが分かってきました。天候の波を受け体調が悪くなった後、天候が安定してもずっと体調不良が続いてしまう状態。私はこれが最も怖い。避けなければなりません。

健康とは何か

人の死亡率は100%、それと同じくらい、年を取って病にかかることはごく当たり前のことです。であるならば、健康とは「病にならない状態」のことではありません。「今後の自分にどんな病が起きやすいのか、その予測が出来ていること」、そして「現在そこに対して的確な配慮ができていること」、これこそが健康な状態だと私は思うのです。

【漢薬小冊子】黄耆(おうぎ)

補気・利水・托膿たくのうの聖剤、黄耆。元気が無い人の疲労回復薬として、汗をかきやすい人への止汗薬として、また治りきらない化膿や傷口を治す皮膚治療薬として、古くから使われ続けてきた薬です。全く別の効能があるというよりは、ある一つの主とした効能が、様々な薬能を引き出していると考えられている印象があります。