漢方治療日記

漢方治療の経験談「非結核性抗酸菌症治療」を通して

近年増加傾向にある感染症の一つに、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)があります。非結核性抗酸菌という菌に感染することによって起こる病です。咳き込みや息苦しさ、血の混じる痰などが、なかなか治ってくれません。顕著なだるさや食欲不振などを伴うことも多く、当薬局でも多くの患者さまからお問合せを頂く病です。

漢方治療の経験談「更年期障害治療」を通して

更年期障害では、身体の血流を順調ならしめる必要があります。自律神経は血流をコントロールする神経です。また内分泌(ホルモン)は血流にのって運ばれる物質です。体の隅々にまで流れている血流。それを、どのように調節するのか。血流(血脈)という点に着目し、そこに心血を注いだ医学が漢方だと言っても過言ではありません。

梅雨と治療の難しさ

いよいよ梅雨に入り、この時期特有の体調不良が多くなってきました。自律神経の乱れや、頭痛・めまい・耳鳴り、消化器症状の悪化や、倦怠感や皮膚症状に至るまで。例年のことですので、その対応は経験済みの所です。ただやはり、難しい側面も多いなと感じています。今日はその辺りを、ちょっとお話してみようと思います。

漢方治療の経験談「起立性調節障害治療」を通して 3

補中益気湯や苓桂朮甘湯など。すべでの起立性調節障害が王道だけで治せるわけではありませんが、中にはこれらの薬で治る方はもちろんいらっしゃるわけで、王道は王道として、大切な手法だと感じています。ただその一方で、患者さまが受けてきた漢方治療の中には、それはマズいと思うようなものもあります。

人と天候

現在、急激かつ強力な低気圧が近づいてきています。パニック障害にて治療中の方々や頭痛・片頭痛、メニエール病などの回転性めまいやフワフワとしためまい、耳鳴りや耳閉感を治療中の皆さまなどに、一時的に乱れが生じるはずです。しかし、急激な悪化が天候によるものである以上は、かならず天候の波と共に症状も落ち着いてきます。

医療の深さ

西洋医学という大きな器、そこから漏れてしまう人たちを支えられるように、漢方は、無くてならない医学であることに変わりはない。そういう思いで、私はこのコラムを書いています。漢方だけではありません。鍼灸や整体、ヨガやホメオパシーもある。さまざまな医学がある。それが、とても大切なことなのです。

私の顔・自然の顔

今回の天候の悪化は、急激な寒暖差と、急激な気圧差がダブルパンチで降りかかってきています。そのため乱れる症状も多岐にわたっています。頭痛や耳鳴り、痰や咳などの呼吸器、動悸や息苦しさなどの循環器、吐き気や胃痛などの消化器。さらに膀胱炎などの泌尿器、不安感やイライラといった精神症状、また全身倦怠感やほてり・酒さや不眠など。

漢方治療の経験談「更年期に伴う酒さ治療」を通して

東洋医学では閉経に対して独特の考え方があります。閉経に伴う体の機能の変化の波が急激であったり、順調に進んでいかない場合にいわゆる更年期障害が起こります。この波を穏やかにさせる・変化を順調に向かわせるという手法が漢方にはあり、その治療手法に乗せることで酒さも同時に改善してくる場合が多いのです。

漢方治療の経験談「小児の便秘治療」を通して

子供の便秘は容易に習慣化しやすく、かつ腸内環境を大きく乱すことで全身症状をどんどん悪化させてしまいます。例えばアトピー性皮膚炎や鼻炎・中耳炎・副鼻腔炎といった炎症を起こしやすい体を作ってしまうこともあります。元気なお身体を作り出すためには、こと子供においては消化管活動をどれだけ良くできるかが勝負になるのです。

漢方治療の経験談「膵炎治療」を通して

いくら漢方薬が効くといっても、こと膵炎においては、ご自身の判断で漢方薬を選択することは絶対にやめていおいた方が良いです。膵炎治療は、かなり独特です。膵炎にこれが効くという処方があるわけではなく、膵臓のみならず消化管全体、ひいては心肺機能にまで及んだ状況把握が薬方選択のキモになります。