読んで考えて 最近、漢方の書籍を読み直す作業が楽しい。例えば、『古方こほうの薬味』という本。その中に、厚朴(こうぼく)という生薬の働きについて矢数有道(やかずゆうどう)先生の言葉が書いてあります。20代の頃には響かなかった言葉も今読み直すと、桂枝加厚朴杏子湯や、厚朴生姜半夏甘草人参湯といった処方の意図が明確になる。 2021年07月04日
存在自体がツッコミどころ 曖昧な概念を使わざるを得ないという側面がどうしても漢方にはある。これだけ科学化が進んだ世の中にこれだけ感性・感覚を求められる医療が存在し続けているということにもちゃんと理由があります。時に感性が科学的検証よりも正しい答えを導くことがあるもしくは科学的検証にはどうしても感性が必要になるという事実。 2021年04月05日
患者さまの「力」 今回の漢方治療は、彼の聡明さと素直さに助けられたと思っている。提示した治療の意味をちゃんと理解して、かつ生活で気を付けるべきことをちゃんと実践してくれた。それが良い結果をぐっと引き寄せることにつながったことは間違いなくて、結局2か月で完治できたのは、本人が素直に努力してくれたからこそである。 2021年03月05日
ストレスが原因ならばすぐ柴胡・芍薬を使いたくなるという失敗 柴胡は必ずしもストレスが強いときに使うという生薬ではありません。体がある淀(よど)みにおちいった時に使う生薬なのであってその原因の一つがストレスであるというだけです。肝鬱=柴胡なんていうのは嘘。ましてやストレスが原因=肝鬱なんていうのは全くのデタラメです。 2021年02月08日