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ガラガラ・ペー

うがい・手洗い。これ、ばかにできません。手は洗うけど、うがいはあまりしない。こういう方多いのではないかな。ぬるま湯でうがいしてください。粘膜に優しいし、何よりヒヤッとしなくて済みます。せっかく水の国にいるのだから、コンビニで飲み物を買う前に兎に角うがいです。人込みから家に帰ったら、うがいを癖にしてください。

天と地と

この仕事をするようになってから、天気を気にするようになりました。 患者さまの体調が、如実に変化するからです。 さまざまな...

■症例:起立性調節障害(OD)

成長期特有の華奢な体つき。薄っすらと粉を吹くような皮膚表面の乾燥。詳しく伺ったお体の状態は、望診(ぼうしん:見て把握すること)からおおよそ想定していた状態と、ほぼ重なる情報だった。身体を作り出す材料が枯渇している。今回の場合、それが体調不良の原因である。ならば身体の「陰陽」を観る。

私は出不精

出不精な私は基本的に室内にいます。 屋根がないと落ち着かない。 だから学生時代は屋内でやるスポーツをずっとやってきたし、...

■症例:メニエール病

メニエール病は内耳に溜まった水が原因である。したがってイソバイドで水を抜けば、確かにめまいの発作はおさまってくれる。しかし患者さまには、めまい以外にも無視のできない所見が備わっていた。夜間に手足が火照り、口の中が乾燥する。肢体が細く、皮膚が乾燥している。明らかに水(潤い)の不足である。

□自己免疫疾患・アレルギー性疾患 ~原因不明の炎症・その漢方治療~

現代では原因不明の炎症を生じる病が数多く存在しています。アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や、乾癬などの皮膚の病、そして関節リウマチなどの自己免疫疾患、また潰瘍性大腸炎やクローン病などがこれに属しています。これらは根本治療が難しく、ステロイドの副作用が危惧されることからも、治療が難しい病という印象が持たれています。

漢方治療の心得 8 〜自分を治せない人〜

これ、漢方家あるあるなのですが、もともと胃腸の弱い先生には、胃腸の弱い患者さまが集まってきます。もともと冷え性の傾向のある先生には、冷え症の患者さまが集まってきます。先生の体質に近しい方が、なぜか患者さまとしてその先生のもとにご来局される。不思議で仕方ありませんが、何故かそういう現実があります。

あえて理由を述べず結論だけお伝えする一行コラム・1

【あえて理由を述べず結論だけお伝えする一行コラム・その1】 ・ ・ ・ 秋・冬に、食べすぎ注意と患者さまに最もお伝えする...

■症例:冷え症(冷え性)・不妊症

通常冷え性治療は、その程度によっては薬を必要としない時もある。しかし、そうかどうかは東洋医学的に見極めることが必要になってくる。患者さまがご来局されたのは、赤ちゃんを授かるためには、自分の冷えを放っておいてはいけないのではないか。そういう危機感の中で、医療知識に頼らず孤独に決断したからだった。

□寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)~どうして治るのか?漢方治療の実際・後編~

寒冷蕁麻疹にて核になる治療、「発表法(はっぴょうほう)」。甘草麻黄湯を基本とした処方群によって行われるこの手法は、正確に適応すると迅速な効果を発揮します。しかし、正確な発表剤を選択しているのに効果がない。実はそういうケースは多いのです。それは何故か。理由は簡単で、薬力が足りないからです。