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漢方治療の心得 18 〜人を観る〜

症状をパズルのようにならべ、そこから処方を紐解いたとしても、何の意味もありません。思い浮かべるべきものは、人なのです。気力を失い脱力した姿態、苦悶に満ちた表情、そういうリアルな患者さまが、臨床家に愛される漢方の聖典・『傷寒論(しょうかんろん)』には生き生きと描かれています。

梅雨明け

写真は曇り空ですが、本日は晴天。 空気も心なしかカラッとしている。太平洋高気圧の影響とのことで、心なしか秋めいた心地さえ...

漢方治療の心得 17 〜美しい漢方〜

美しいか・美しくないか。この尺度は漢方を学ぶ上で重要だと教えられ続けてきて、実際に臨床を通して痛感します。患者さまを観て、症状から病態そして薬方までに一本綺麗な線を引けた時が一番よく効くということはおそらく多くの臨床家が実感していることではないかと思います。

日記 2020.7.26の出来事

「ランブルストリップス」というものをご存知でしょうか? 先日、仕事で使うコピー用紙を買いに、文房具店に行きました。 ちょ...

【お知らせ】7月23日・24日と連休を頂きます。

明日の23日・木曜日と、明後日の24日・金曜日は、暦通りのお休みを頂きます。 ちなみに25日の土曜日はいつも通り営業いた...

趣味は何ですか?

ゴリッゴリの室内好き。それが災いしてか、私には趣味と呼べるものがあまりありません。 以前ボウリングをやっていました。一人...

〇漢方治療の実際 ~自分に合った漢方薬を探されている方へ~

治療においては、正しいイメージを持つことがとても重要です。自分に合った漢方薬さえ見つかれば病は改善する、そういうイメージは多くの場合で誤りです。固定観念を捨てて、本当の漢方治療とはどういうものなのか、そして改善していく時は、どういう手順が必要なのかを、なるべく正しくイメージして頂ければと思います。

雨の日、来訪者。

もともと出不精で一日中家の中にいても苦でない私はそもそも雨が嫌いではありません。 とはいえ好きな雨と嫌いな雨とがあってそ...

□下痢 ~梅雨時期の下痢に効く漢方薬2~

平胃散(へいいさん)と人参湯(にんじんとう)を飲んでも下痢が止まらなかった。それならば基本的には然るべき医療機関に相談していただくことが得策です。しかし常備薬という意味では平胃散と人参湯以外にも良い薬があるのです。そのため蛇足を覚悟してあと二つだけ、梅雨に使われやすい漢方処方を解説したいと思います。

□下痢 ~梅雨時期の下痢に効く漢方薬1~

梅雨に入ると人は「下痢」を起こしやすくなります。また下痢までいかないものの「軟便・泥状便」がずっと続いてしまう方もいます。今回ご紹介する漢方薬は、とにかくすぐに対応して頂けるよう、ドラッグストアさんに置いてありそうな処方を選んでみました。そして出来るだけ副作用なく安全に服用できるものをご紹介致します。