養生の回覧板

天気のことを専門家に聞いてみた

10年前に起こった環境変化。そこから地球が前の状態に戻ることは難しい。であるならば今できることは、地球の病状をこれ以上悪化させないという努力。患者さまが病から解放されるとき、患者さまは驚くほどの努力と覚悟とを、私に見せてくれます。欲望に負けない、信念を持った摂生。病を治すとは、そういうことです。

梅雨入りと夏バテ

5月、気圧の強い波。そこから6月、降水量の多い梅雨と重く濃い低気圧の断続的到来。さらに低気圧が抜けた瞬間、一気に気温が上昇する7月後半。この流れ、まさに気象病を誘発させる最悪の条件がそろっています。まず気を付けていただきたいのが「夏バテ」です。夏バテは理由があって起こり、そしてある程度の予防が出来ることでもあります。

台風1号からの

この重い空気は確実に自律神経を乱す類のやつです。不安感や焦燥感と同時に、からだ全体を覆う疲労感や脱力感を伴ってきます。さらに息苦しさや動悸、めまいなどの自律神経症状も伴っています。そしてこの重い湿気は、腹に重く当たる傾向があります。漢方でいう所の山嵐瘴気。「湿症」と呼ばれる症状が強く起こってくる傾向があります。

季節外れな湿気

急激に暑くなると、体にも大きな負担がかかってきます。自律神経です。動悸やフワーっと浮くようなめまい。息苦しさや過呼吸などのパニック障害。さらにイライラや不安・落ち着かなさなどの精神面での症状も、急激に高まる気温によって、どんどん誘発されてきます。実際にここ数週間、メンタルの不調を訴える方も増えてきました。

春の刺激

今年の3月4月と、明らかに悪化したなぁ、、、という病がいくつかあります。まずは消化器症状。胃痛や胃もたれ、下痢や便秘、食欲不振や吐き気など。そして特に悪化したのが、慢性膵炎(もしくはその疑いがある方)を患われている患者さまたちでした。膵臓に負担を持つ方の消化器症状は、急激な冷え込みにより悪化する傾向があります。

脱力の領域

『黄帝内経』という東洋医学の聖書には、歴や天候を見て、それに則した活動を行いなさいと書いてあります。寒ければちゃんと着て、熱ければ日をよけて、太陽が出ていれば活動し、太陽が沈めば早めに寝る。当たり前のことですが、それが大切で、則ち単に当たり前のことをしていれば、人はそもそも病みにくいということです。

今年の春は恐らく厳しい

急激に暖かくなる、そしてまた急激に寒くなる。この寒暖の落差、急激なアップダウン、それこそが人体の血流に負担をかけます。血流は自律神経がコントロールしていますから、それによって自律神経も乱れてきます。多いのが不眠です。また動悸など、心肺への影響。便秘や下痢のほか、不安感や焦りといったメンタル面での乱れも出てきています。

年末の牙

本来11月から12月初旬は、もう少し安定している時期であったはず。にもかかわらず、多くの方が悪化しています。自律神経の乱れと、そこからくる血流障害。特に頭痛・めまい・耳鳴りなど、頭部に起こる症状が甚だしく、さらに胃腸活動の不具合から、不安感・焦燥感などのメンタル面に至るまで、今、苦しんでおられる方がかなり増えています。

恐怖の年末年始・23年版

毎年この時期になると、今後来るであろう大きな波に、私は背筋が凍えます。体調を一気に崩される方が多くなるからです。シンプルに「生活習慣が乱れる」から。特に、食事が乱れ、睡眠時間の確保が出来なくなるから、です。年末に悪化する病がたくさんあることを、ぜひ肝に銘じて。この年末年始をお過ごしくださいませ。

未来への投資

治療には、辛さが伴います。当薬局の漢方治療では、特にそうかもしれません。煎じ薬を毎日煎じ、食事・睡眠などの養生を指導され、良くなったと感じてもまた波を打ち、保険治療と比べれば決して安い金額ではありません。しかし、治療には終わりがあるべきだです。そう想いながら、なるべく最短での道のりを模索しつつ、治療に臨んでいます。